家より良い居酒屋はない

食べて飲んで散歩して

巣鴨名物 アジフライ

暑さがぶり返してきた。

 

昨夜、部活帰りと思われる男子高校生達がコンビニの前でホットスナックを貪っていた。育ち盛り・食べ盛りの健康な日本男児は夏バテ知らずだ。僕も中学・高校時代は部活で日夜汗をかいていたので大飯を食らった。揚げ物で白米をくらうのが大好きだった。 今までの人生夏バテになったことは一度もない。f:id:ienomiotoko:20170823113209j:image

(慣れ親しんだ地元の定食屋のとんかつ フルーティな自家製ソースがとても美味しい)

 

とんかつ、天ぷら、フライ類、コロッケ、からあげ、フライドチキン…世の男共は揚げ物が大好きだ。僕は身近に食べれる揚げ物ではサークルKサンクスのゲトーなフライドチキン(いびつなでかさ)が大好きだったのだが、ファミマと統合されたため食べることができなくなってしまった。あのコーラやビールとの相性が抜群な毒々しいジャンクなフライドチキンの復活を心から望む。

 

 

以前、串カツ屋で飲んでいた時、友人M(女性)と揚げ物はおかずか?ツマミか?ということで議論になったことがある。Mの主張からすると揚げものは小麦粉を使用した炭水化物だから白飯には合わない、ツマミとしてのほうが適正だというのだ。揚げ物で白米を頬張ってきた僕はショボンとしてしまった。

 

いや、何もMのような女性だけではないはずだ。揚げ物で白米をバクバク食べる世界中の女性達は大いにその食い意地を誇ってほしい。

 

 

話は戻るが、数多くの揚げ物のなかでもアジフライが好きという方はおられるだろうか。新鮮なアジを捌いて小麦粉とパン粉を纏わせカラッと揚げたフライは魚の臭みが全くなく身がしっとりフワフワしている。刺身で食べるアジも美味いがフライで食べるアジは格別だ。

 

 

そして、アジフライはご飯に合うのだ。(もちろん酒にも合う)

 

そういう美味しいアジフライを出す店は漁港の近くの食堂に多い。以前、アジフライ目当てに熱海まで二度にわたり出かけたことがあるが、どちらの機会も品切れで食べることができなかった苦い思い出がある。

 

しかし、さすがは大東京。わざわざ遠出しなくても美味しいアジフライにありつけるお店があるのだ。

その場所があるのは巣鴨。そう、お年寄りの原宿などというよくわからないキャッチコピーが先行している巣鴨だ。この一帯はただのお年寄りの歓楽街ではない、グルメな名店がひしめく激戦区なのである。 

 

そして、東京一コスパの良い絶品のアジフライ定食があるのだ。

 

巣鴨エリアを牛耳る定食フランチャイズの雄”ときわ食堂”のアジフライ定食700円(アジフライ3枚430円+定食セット270円)である。

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油切れも良くサクッと絶妙な揚げ加減。かじるとホロっとほどけるアジの食感がたまらない。

3枚もあるから食べ方も色々工夫が出来る。(1枚だと160円から注文可能 別途70円でタルタルソースも付けることが出来る)

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まずはそのまま、そしてレモンをかける→2枚目はソース→最後の1枚は醤油とからしと自分の好きな食べ方で食べ進めるのが楽しい。フワフワのアジフライは実に白米が進む。ここのお店はご飯のおかわりが一杯無料で出来るのであまりの美味しさにご飯がなくなっても安心だ。箸休めのキャベツ、糠漬け、熱々の味噌汁 いぶし銀のわき役たちもしっかり美味しい。

 

ときわ食堂は腹をすかせた学生・サラリーマンからマダム集団、飲兵衛のおじさんまで老若男女問わず賑わっている大衆食堂。名物のエビフライ(でかい)や日替わりの新鮮な刺身なども豊富なツマミをアテにする食堂飲みもおすすめしたい。連日連夜すさまじい繁盛っぷりなので時間帯によっては入れない場合がある。(近隣にいくつか店舗がある ※今回の写真は駅前店)

 

 

休日の昼に六義園あたりをぶらぶら散歩して銭湯に行き、ときわ食堂で〆るのも楽しそうだ。

 

美味しいアジフライが食べたくなった際は是非、ときわ食堂を思い出してほしい。

 

 

ちなみに、僕は友人たちにときわ食堂の魅力を熱弁するのだが慣れない土地柄か全く取り合ってもらえない。(巣鴨めちゃ楽しいよ)